EU、科学勧告を無視しサバ過剰漁獲を容認
EU Approves Excessive Mackerel Fishing Despite Scientific Advice
Mar. 31, 2026
欧州連合は北東大西洋におけるサバの漁獲枠を引き上げ、科学者の勧告から逸脱する決定を下した。この背景には、イギリス、ノルウェー、アイスランド、フェロー諸島などEU外の沿岸国が設定した漁獲量に合わせる動きがあった。
科学者によれば、サバ資源は深刻な減少局面にあり、過剰漁獲は資源の存続そのものを脅かす状況にある。産卵親魚のバイオマスは2014年の約1300万トンから、2025年には300万トン未満にまで落ち込んでいる。
もともとEUは2025年に向けて、国際的な科学機関の助言に従い大幅な漁獲削減(約70%)を決定していた。しかし沿岸国との交渉が進展しなかったことを受け、最終的には削減幅を約48%に縮小し、他国と同様の水準へと方針転換した。
一方で、アイスランド、イギリス、ノルウェー、フェロー諸島は2024年末にサバ資源の分配について合意し、アイスランドの割当も初めて正式に認められた。ただし、この合意でも総漁獲量は科学的勧告を上回っており、持続可能性に疑問が呈されている。
さらにEU内部では、こうした状況が市場競争の公平性を損なうとの懸念も出ている。EUの漁業関係者は、過剰漁獲を行う国々がEU市場に製品を輸出していることに不満を示している。
今回の決定は、科学的管理と国際的な利害調整の間で揺れる漁業政策の難しさを浮き彫りにしている。
リンク:
https://heimildin.is/grein/26419/evropusambandid-samthykkir-ofveidi-a-makril/
EU Approves Excessive Mackerel Fishing
