ノルウェー研究者が警鐘 サバ資源は「危機的状況」、将来的な禁漁勧告の可能性も
Norwegian Scientist Warns of Mackerel Stock Crisis, Possible Future Fishing Ban
ノルウェー海洋研究所(HI)のサバ資源研究責任者であるLeif Nøttestad氏は、北東大西洋のサバ資源について強い危機感を示し、将来的にはICES(国際海洋探査協議会)が禁漁(ゼロ漁獲)を勧告する可能性もあると警告した。
同氏によれば、サバの産卵親魚資源量は2014年の約1,300万トンから2025年には500万トン未満へと減少したと推定されている。主な要因として、2010年以降の過剰漁獲に加え、近年の加入量(新規資源)の低迷が挙げられている。また、マグロ類や海洋哺乳類による捕食圧の増加も資源減少に拍車をかけているという。
さらに、サバの分布域は最盛期の約350万平方キロメートルから現在は約100万平方キロメートルへ縮小したとされる。Nøttestad氏は「海は無限ではない。資源が耐えられる以上の漁獲はできない」と述べ、国際的な漁獲管理の強化が必要だと訴えた。
一方で、資源回復の可能性が完全に失われたわけではなく、加入状況の改善と漁獲圧の低減によって持続可能な水準への回復は可能との見方も示している。
記事では、近年の海洋環境変化や動物プランクトン量の減少、さらには大西洋クロマグロ資源の回復による捕食圧の増加なども、サバ資源に影響を与えている可能性があると指摘している。
出典:
Fiskeribladet(2026年6月23日)
「Makrellen kan bli rødlistet. Varsler mulig nullfiske」
https://www.fiskeribladet.no/fiskeri/makrellen-kan-bli-rodlistet-varsler-mulig-nullfiske/2-1-2007229
※本記事はFiskeribladet掲載の有料記事をもとに要約しています。詳細は下記リンク先の原文記事をご参照ください。
